「裸の王様」パワハラ上司はもういらない…“昭和脳”アップデートしてますか?

公開日: 更新日:

 組織開発・人材開発支援会社「ラーニングエージェンシー」の昨年の若手社員の意識調査によると、上司と話しにくいなどとネガティブに捉える新人の約4人に1人が、「会社を辞めたい」と回答。若い部下にスリスリすり寄る必要はないが、歩み寄る姿勢がないのは困る。大手メーカーの人事担当者もこう話す。

「仕事はできるけど性格の悪い上司と、仕事はそこそこだけど人望のある上司。かつては前者も評価されましたけど、昭和の時代には、パワハラ上司にも我慢して付いていける部下がいたからですよ。多様性、コンプラの時代の若手にそれは望めない。そこそこ優秀だけど若手を萎えさせる裸の王様より、聞く耳があってチーム力を上げられるマネジャーが求められている。結果的にその方が全体のパフォーマンスも上がるんです」

 我慢して付いていけた世代が、今の“アラフィフ”ぐらいまでか。

「それよりさらに上の世代になると、“昭和脳”で凝り固まってしまっている人も多いでしょうが、アラフィフより下なら、まだアップデートできる柔軟性が残っているはずです。逆に、今の40代、50代は、そのまま裸の王様になってしまうリスクも高いですけど……」(源祥子氏)

 アプデしてますか?

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    カトパン夫の2代目社長は令和の“買収王”? 食品スーパー「ロピア」の強みと盲点

  2. 2

    国民民主党「“年収の壁”178万円に引き上げ」早くも腰砕け…識者が説く財源不足の一気解決策

  3. 3

    兵庫県議会は斎藤元彦知事への不信任案提出…パワハラ男の「心の闇」を精神科医が分析

  4. 4

    清原和博次男の甲子園出場で注目「慶応幼稚舎」には“大物芸能人”の子女が今年も続々合格

  5. 5

    マイナ保険証「解除」受け付け開始も申請は書面のみ…政府ゴリ押しのツケが保険者・被保険者に

  1. 6

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  2. 7

    慶応幼稚舎「芸能人の子供が続々合格」の理由 入試の絵画問題は“うまさ”より「独創性」

  3. 8

    国民民主・玉木代表「野党結集」裏切りの歴史…浮かれる政局キーマンは政権交代の足を引っ張ったA級戦犯

  4. 9

    マイナ保険証への一本化に医師らが撤回要請 官僚はタジタジ回答、場内から総ツッコミ!

  5. 10

    財務省は国民民主の「年収の壁」引き上げに後ろ向き…旧民主党政権時と同じ“ネガキャン”展開に国民うんざり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  2. 2

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    二宮和也「七五三」隠し撮りに激怒の覚悟…入学式や運動会にも厳しい視線、あの俳優夫婦も警告の過去

  5. 5

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  1. 6

    あの大谷翔平が苦々しい顔でインタビュー拒絶…フジテレビと“愛車無断公開犯”元木大介氏の先輩づらに嫌悪

  2. 7

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  3. 8

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 9

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  5. 10

    グリズリーズ河村勇輝に試練!ルーキーが直面する超過酷な伝統「雑用係」衝撃の中身