松野官房長官「1000万円超」裏金キックバック疑惑にゼロ回答…国会でも“アルマジロ”の本領発揮

公開日: 更新日:

 東京地検特捜部も政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑で捜査を進めているとみられる。

 松野氏は衆院千葉3区選出で当選8回。文科相などを歴任し、岸田内閣が発足した21年10月から官房長官を務めている。

■「差し控える」と繰り返すばかり

 派閥パーティーをめぐる疑惑が発覚して以降、松野氏は会見で「政府の立場として答えを差し控える」などと繰り返し、説明を拒んできたが、この日午前に行われた衆院予算委員会でも固く口を閉ざし、頑なに説明を避ける姿はまさに「アルマジロ」そのものだった。

 立憲民主党枝野幸男議員(59)から事実関係などを問われた松野氏は、安倍派が刑事告発がされていることなどから、「捜査が行われており、お尋ねについては差し控える」「これから事実関係を精査して適切に対応する」と繰り返すばかりで、具体的な説明は何もしなかった。

 予算委出席前の会見で進退について問われた松野氏。「引き続き緊張感を持って与えられた職責を果たしていきたい」と答えていたが、その言動は「適切」でもなければ「緊張感」もみられなかったと指摘せざるを得ないのではないか。SNS上でもこんな声が出た。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    国民民主党ブチ上げ「大型減税策」には大きな罠…石破自民“丸のみ”なら英トラス政権の二の舞に

  2. 2

    石破首相「適材適所」どこに? 裏金問題を扱う法相の後任に裏金疑惑の鈴木馨祐氏を充てる仰天

  3. 3

    国民民主・玉木代表「103万円の壁」引き上げの「財源=余った税金」に批判が噴出する納得の理由

  4. 4

    共産党は“裏金スクープ連発”で自民惨敗させるも議席減…強まる《政党名変えたら?》に党の見解は

  5. 5

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  1. 6

    国民民主が唱える「103万円の壁」解消に政府が喧伝…“金持ちほど恩恵”のレッテル貼りはマヤカシ

  2. 7

    今さら政倫審に出席したいって…自民安倍派“裏金参院議員”の遅すぎた懺悔 来年の選挙落選に現実味

  3. 8

    3発目の“赤旗砲”で矛盾露呈…石破首相「2000万円支給は党勢拡大のため」はウソだった?

  4. 9

    石破内閣も「政治とカネ」で爆発寸前! 鈴木馨祐法相だけじゃない“地雷閣僚”がゾロゾロ

  5. 10

    政倫審「みんなでサボれば怖くない」…自民・参院裏金議員が全員欠席の言語道断

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  2. 2

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    二宮和也「七五三」隠し撮りに激怒の覚悟…入学式や運動会にも厳しい視線、あの俳優夫婦も警告の過去

  5. 5

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  1. 6

    あの大谷翔平が苦々しい顔でインタビュー拒絶…フジテレビと“愛車無断公開犯”元木大介氏の先輩づらに嫌悪

  2. 7

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  3. 8

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 9

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  5. 10

    グリズリーズ河村勇輝に試練!ルーキーが直面する超過酷な伝統「雑用係」衝撃の中身