裏金事件で逮捕された自民・池田佳隆議員の信じがたい証拠隠滅 《ドリル優子より悪質》の声も

公開日: 更新日:

派閥を離れた細田氏が清和政策研究会の代表者?

 収入総額が「40,271,704」が「99,481,704」、前年からの繰越額が「27,011,628」が「75,101,628」、本年の収入額が「13,260,076」、翌年の繰越額が「33,001,891」が「92,211,891」へと、それぞれ「訂正」されているのだが、金額の間違いが1000円~10000円程度であればともかく、5000万~6000万円も違うというのは常識的に考えてあり得ないだろう。民間企業であれば「脱税」を指摘される可能性が高いのではないか。

 さらに「訂正」の内容も適当としか思えない。「寄付の内訳」で「清和政策研究会」から「5,000,000」の記載があるのだが、寄付の日付が「令和4年12月31日」。大晦日にこれほどの大金を動かすのは不自然だろう。

 代表者名の「細田博之」も不可解だ。「清和政策研究会」の当時の経緯を振り返ると、令和4年=2022年の7月に同会代表者だった安倍晋三元首相が銃殺され、その後、幹部らが対応を協議。その結果、呼称に「安倍派」の名前を残し、当面は会長職を置かずに空席のままとする方針が確認され、現在に至っている。そもそも、細田氏は衆院議長に就く際、派閥を離れているではないか。

 裏金が発覚すると、証拠隠滅も図り、極めていい加減な「訂正」で済まそうとするのは許せない話だ。

《ドリル優子事件よりも悪質》

 SNS上で怒りの声が上がるのも当然だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    愛川ゆず季が告白「長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…」

    愛川ゆず季が告白「長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…」

  2. 2
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 3
    中居正広「脱SMAP」成功の裏に“懐刀芸人”あり 自身が仕切る番組の「裏回し」任せ巧みに延命

    中居正広「脱SMAP」成功の裏に“懐刀芸人”あり 自身が仕切る番組の「裏回し」任せ巧みに延命

  4. 4
    愛川ゆず季が2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ” ネット検索で不安のループに…

    愛川ゆず季が2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ” ネット検索で不安のループに…

  5. 5
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  1. 6
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    松井稼頭央監督とは対照的…西武“連勝”渡辺監督代行が見せた「芯ある采配」

    松井稼頭央監督とは対照的…西武“連勝”渡辺監督代行が見せた「芯ある采配」

  4. 9
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10
    “超ハイスペ外国人芸人”アイクぬわら 共演未成年少女「自宅連れ込み」で芸能界から退場か

    “超ハイスペ外国人芸人”アイクぬわら 共演未成年少女「自宅連れ込み」で芸能界から退場か