巨人のみ社長とGM出席 清宮面談“最多5人”動員の理由
2日の早実・清宮幸太郎(3年)の面談に参加した巨人の首脳たちは、昼すぎのJR国分寺駅に電車で集結した。
石井球団社長、鹿取GM、岡崎スカウト部長、担当の福王東日本統括スカウト、球団職員を含めた総勢5人が駅構内で待ち合わせ。地図で入念に学校の位置を確認してから、7分の位置にある同校へ徒歩で向かった。
父でラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機監督の克幸氏、母の幸世さんも同席した約30分間の面談内容について、岡崎スカウト部長は「高く評価していると伝えた。(清宮からは)施設とかそういうものを聞かれた。環境的なこと。それ以外はないです」とし、印象について「1メートルの距離で見ると、すごく雰囲気がある。好青年で聡明な感じ」と目を細めた。
清宮は将来的にメジャー挑戦を希望しているが、「メジャーの話題? ない」とキッパリ。松井、高橋、阿部といった左の強打者の先輩たちの話題、両親からの質問、育成方針、プロ入り後のポジションの話などは一切「なかった」と言う。同部長は「今回は球団の高い評価を伝えるのが趣旨なので」と説明したが、額面通りには受け取れない。