リーグワースト16連敗記録のヤクルト“広島の惨状”どう見る

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 今季は全体的に「大型連敗」が多い。9日、DeNA戦に敗れたヤクルトの16連敗を筆頭に、DeNAが10、楽天も10、そして今その渦中にいるのがこの日、10連敗を喫した広島である。

 交流戦の前にさかのぼれば、5月はヤクルト相手に5戦全勝で、怒涛の11連勝もあった。それが今や“別人”。広島の明と暗に対峙したヤクルトの衣川バッテリーコーチも「今年はうちも含めて、大きな連敗、連勝が多い」と言ってこう続けた。

「(7月2日からの3連戦では)鈴木誠也の前後が機能していないのが大きかったですね。チームが勝てないときの4番は責任をより感じて、何とか本塁打で流れを変えてという考えになってくれると穴が広がり、こっちとしては攻めやすい。走者をかえせばいいというバッティングをされると怖いけど、4打席全部初球を振ってきたのをみると、自分が何とかしなきゃという思いが強いのかなと。あとは1番が固定できず、奇数の上位打線がうまく回っていない。(かき回す野球も)動けるところで野間が出ていなかったり、(田中)広輔がああいう出塁率(リーグワーストの.268)だったり、その2人が機能せず、意外と『いつでもいけますよ』という走者がいないので、今は無駄な四球を出さず、つながらせないようにすればという意識です」

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