岩隈&中島残留 G原監督の“お気に入り厚遇”に若手ため息
これは、ないだろう――と、巨人OBも首をかしげる。1日に戦力外の第1次通告期間が始まり、巨人では森福允彦(33)やアダメス(25)ら、育成契約選手を含む6選手に“クビ”が言い渡された。
2016年オフにソフトバンクからFA移籍した森福は、今季の一軍登板がわずか7試合。それで年俸8400万円では球団の判断を受け入れるしかないが、今年3月に支配下登録されたばかりの右腕、坂本工宜(25)らは複雑だろう。
OBの高橋善正氏がこう言う。
「その一方で、岩隈(久志=38)と中島(宏之=37)の来季残留が決定したというんですからね。岩隈は日米通算170勝の実績があるものの、17年に右肩の手術を受けた影響で昨年はマイナーで3イニングに投げたのみだった。当初から、右肩の状態が心配されていたが、やはり今季は一軍のマウンドに上がれなかった。中島も実績を買われて代打の切り札に期待されたが、こちらも結果を残せなかった。そもそも昨年限りでオリックスを自由契約になった選手です。年齢やコンディションを考えれば、来季も計算はできない。原監督は『実力至上主義』という言葉を好んで使う。岩隈と中島の残留が決まったことで、言行不一致というか、ため息をついている若手選手が少なからずいるでしょうね」