ヤ軍田中“10月のマウンドの神”と絶賛も…次戦には落とし穴

公開日: 更新日:

 NY紙の中には「10月のマウンドの神」という形容詞まであった。日本時間13日、アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発、6回を1安打無失点に抑えてヤンキースに勝利をもたらした田中将大(30)のことだ。

 これでプレーオフは通算7試合に先発して5勝2敗、防御率1・32。次回は第5戦(同18日)の先発が有力視されているものの不安はないか。

「弱点を挙げるとすれば、スプリットのキレと制球でしょうか。他の球種はともかく、田中のスプリットはいつも落差が鋭く、低めに決まるとは限らない。そうでないときは140キロのホームランボールになってしまいますから」(スポーツライターの友成那智氏)

 実際、昨年まで3年間の対アストロズ戦は計4試合に登板し、19回3分の2に投げて0勝1敗、23安打14失点、6本塁打、防御率6・41と打ち込まれている。今季のアストロズの総得点920、総本塁打288は、いずれもメジャー3位。打線は強力だけに気を付けた方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

  2. 2
    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

  3. 3
    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

  4. 4
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  5. 5
    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

  1. 6
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7
    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

  3. 8
    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

  4. 9
    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

  5. 10
    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質

    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質