【競泳】200m平泳ぎ・佐藤翔馬は準決勝敗退…金候補の慶応ボーイが生かせなかった驚異の集中力

公開日: 更新日:

 日本のお家芸とも言われる競泳200メートル平泳ぎ。下馬評では金メダル筆頭候補として期待されていた佐藤翔馬(20)が28日の準決勝で、散った。記録は2分9秒04で10位。決勝進出タイムまで0秒16足りなかった。

 佐藤といえば、たびたびその出自にもスポットライトが当てられる。祖父、父と医者の家系に生まれ、港区育ち。慶応大学に付属校の幼稚舎から通う生粋の「お坊ちゃま」だからだ。

 幼稚舎では入学から卒業までの6年間、クラス替えは1度も行われない。当時、佐藤のクラスメイトのひとりの新榮友唯さんは当時をこう振り返る。

「何に対しても一生懸命で負けず嫌いだった印象が強く残っています。たとえば、縄飛び。習った当初は私も得意で翔馬とライバル関係だったのですが、いつの間にか彼は二重飛びを150回くらい飛べるようになっていて。これはクラスで断トツでした。そんな話はまだまだありますよ。6年間、私たちの担任をなさった千葉雄司先生はけん玉のプロで、著書も多数あるような方です。生徒たちは必然的にけん玉を教わっていました。翔馬はここでも火が付いたようで、高学年になるころには(大皿と中皿に交互に玉を乗せる)『もし亀』を1時間半くらい連続で出来るようになっていたんです。回数をカウントする先生も大変ですよね(笑い)。その集中力は今も競技に生きているのかなと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  3. 3
    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

  4. 4
    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  5. 5
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

  1. 6
    伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

    伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

  2. 7
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

  5. 10
    石破茂氏は自民幹事長を受けるのか 岸田首相“死に体”政権だけは勘弁と7月末「内閣改造」画策

    石破茂氏は自民幹事長を受けるのか 岸田首相“死に体”政権だけは勘弁と7月末「内閣改造」画策