巨人「今季は厳しい」を覆す有望株ゾロゾロ 若手投手陣の台頭が長き原時代の終焉を告げる?
巨人の期待の若手投手たちが、オープン戦初登板で本拠地デビューを飾った。
3日の西武戦。まずは先発した2年目右腕・山崎伊織(23)が初回に無死満塁のピンチを招いたものの、山川、森の4、5番コンビを連続三振に仕留めるなど、3回2安打無失点でアピールした。
東海大から2020年ドラフト2位で巨人入りも、プロ入り前に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響で1年目は登板なし。今季はキャンプ一軍スタートで、虎視眈々と開幕ローテーション入りを狙う。
コロナ感染で出遅れていた21年ドラフト1位・大勢(22=関西国際大)は3番手で実戦初登板。最速155キロの直球で七回の1イニングをピシャリ、衝撃のデビューを飾れば、同2位・山田龍聖(21=JR東日本)は5番手として打者1人を抑えた。
■若手投手の台頭なしでは…
オフに契約を3年延長した原辰徳監督(63)は先日「(今年のチームは)厳しいでしょう」とテレビで見通しを語った。第3次政権4年目。通算では16年目の指揮となる今季は「(セ6球団の力は)かなり拮抗している。主力は年齢がいっている。若手が出てくれば面白いとは思うけど……」と理由を説明していた。