パで“途中ノーヒットノーラン”連発! 防御率0点台が6人、投高打低のナゼ

公開日: 更新日:

 19日に西武の新外国人右腕・スミス(32)が七回まで無安打投球で降板したことが話題になったかと思えば、20日は同じく西武の松本(25)と、その松本と投げ合ったロッテの美馬(35)がともに六回までノーヒットノーラン。ベルーナドームは打者にとって強烈な向かい風が吹いているのかと疑いたくもなるが、そういうわけではもちろんない。

 去る17日はロッテの佐々木朗希(20)が八回まで走者を許さず、10日のオリックス戦から計17回に及ぶ完全投球をやったばかり。20日現在、パの投手は防御率首位のロッテ・ロメロ(31=0.45)以下、6人が防御率0点台。あの佐々木朗希の1.16が7番目というハイレベルだ。彼らが圧巻のピッチングをしているのは間違いないが、それ以上にパの打者が打てなさ過ぎるのではないか。

 20日現在、パのチーム打率トップは楽天の.235で、ソフトバンク.230、日本ハム.215、西武.208、ロッテ.205と続き、佐々木朗希に完全試合をやられたオリックスに至っては.192に過ぎない。

 完全男の佐々木朗希は開幕から、楽天、西武、日本ハムにも投げているし、19日に昨年5月からの連勝が18でストップしたオリックスの山本由伸(23)は西武、日本ハム、ロッテ、ソフトバンク戦に登板している。要するにパの6球団は佐々木朗希か山本、どちらかと対戦しているわけで、打者は彼らに軒並み調子を狂わされているのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

    阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

  2. 2
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3
    プロ初2ケタ勝利の西武・今井達也が語る“5.9にキレた”理由 降板後にベンチでブチ切れ

    プロ初2ケタ勝利の西武・今井達也が語る“5.9にキレた”理由 降板後にベンチでブチ切れ

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    用意する資金は青天井! 名門ヤンキースが朗希獲得でドジャースへの“リベンジ”画策

    用意する資金は青天井! 名門ヤンキースが朗希獲得でドジャースへの“リベンジ”画策

  1. 6
    協会の強硬姿勢が招いた「15大会消滅」の危機…杜撰なツアー改革構想が女子プロの職場を奪う

    協会の強硬姿勢が招いた「15大会消滅」の危機…杜撰なツアー改革構想が女子プロの職場を奪う

  2. 7
    万博スタッフに「時給2000円」大盤振る舞いの裏で…“格差拡大”に涙を飲む大阪府非常勤職員

    万博スタッフに「時給2000円」大盤振る舞いの裏で…“格差拡大”に涙を飲む大阪府非常勤職員

  3. 8
    西武・今井達也“堪忍袋の緒”はブチ切れ寸前? 好投まったく報われずメジャー志向は増す一方

    西武・今井達也“堪忍袋の緒”はブチ切れ寸前? 好投まったく報われずメジャー志向は増す一方

  4. 9
    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10
    藤川球児氏が岡田監督に「モノ申した」不穏…阪神球団内でも指揮官への“逆風”強まる

    藤川球児氏が岡田監督に「モノ申した」不穏…阪神球団内でも指揮官への“逆風”強まる