抑え転向の楽天・則本昂大が胸中吐露「先発へのこだわりも別に…悲観的な考えはなかった」

ブルペンで投球練習を行う則本（Ｃ）日刊ゲンダイ

　──抑えは初球から100％で投げないといけない。先発時は尻上がりに調子を上げていくタイプだったが、どうアジャストしていく？

「先発の時は、基本的に完投したかったんで、ある程度、初回の入りとかの難しさはあったんですけど、そこは長いイニングを投げたいと思って投げていた部分もある。そこは別に気にしなくていいのかなと。要は慣れなんで。早い段階で調整も踏まえた上で、スタイルを確立できたらと思っています」

　──昨季まで抑えだった松井裕樹がメジャー移籍した。

「先発、抑えを経験してますから、渡米前にいろいろ話は聞きました。一つは、『やることは変わらないから、そんなに特別に意識を持つ必要はないですよ』と。その通りにやろうかなって感じです」

　──気持ちのコントロールも重要。

「そうですね。（松井は）『先発は九回を投げ切るという特別なものはありますけど、リリーフは九回は別に特別なものはないですから』という話もしてましたね」