ベッツにカーショー、フリーマン…ド軍MVP3人の仰天素顔

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クレイトン・カーショー(投手/背番号22)

 サイ・ヤング賞を3度受賞し、最強左腕のひとりに位置付けられている。昨季終了後、FAになったカーショーはキャンプイン直前にド軍と再契約。昨年11月に左肩を手術したため、リハビリを強いられるが、ポストシーズン進出争いが熾烈になる夏場以降の復帰を目指している。

 ドジャース一筋17年目を迎える左腕は通算210勝92敗、防御率2.48。ピンチに強く、得点圏に走者を背負った際の被打率.194、過去16年間での満塁本塁打は17年9月のフィリーズ戦でアルテールに喫した1本のみだ。ここ数年は度重なる故障もあって精彩を欠いたが、長らく抜群の安定感を誇った。

 カーショーについてド軍首脳陣や同僚らは「完璧主義者」と口を揃える。16年まで専属捕手を務めたA・J・エリス(現パドレス特別補佐)は現役時代、米メディアの取材にカーショーの調整法についてこう明かしている。

「ブルペンでの調整は入念に行っており、(捕手を立たせたまま)直球を3球。捕手を座らせてからは直球と変化球をコースごとに3球ずつ、持ち球をコースごとに投げ分ける。球数もきっちりと34球で終えるなど、ブルペンでのルーティンは確立している」

 投球技術の向上、調整法に関してはどこまでも貪欲。若手時代には当時の同僚で日本で経験豊富な黒田博樹(現野球解説者)の投球術、練習法を吸収するため、志願してキャッチボール相手を務めた。他球団のライバルを参考にすることもあり、過去に10回選出されたオールスターでは同じナ・リーグの投手に変化球の握りなどの教えを請うこともあった。

1988年3月19日 米テキサス州ダラス 36歳
193センチ、102キロ 左投げ左打ち
13勝5敗、防御率2.46 7億5000万円

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