ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

公開日: 更新日:

茂木栄五郎(ヤクルト・内野手・31歳)

茂木栄五郎(C)日刊ゲンダイ

 早大出身の茂木栄五郎は、2015年ドラフト3位で楽天入りし、1年目からレギュラーとしてプレー。途中、故障による離脱はあったものの、ここ数年は出場機会が激減していた(22年73試合、23年8試合、24年46試合)。もう一度レギュラーを取るため、ヤクルトにFA移籍した好打の内野手に、決断した理由などを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──ヤクルトの雰囲気には慣れましたか?

「楽天も比較的仲がいいチームだと思いますが、ヤクルトの方が本当にアットホームという言葉がピッタリのチーム。皆さん、優しいなと感じます。楽天で一緒にプレーした西川遥輝さんにはいろいろと気遣っていただき、キャンプではキャッチボールを一緒にやってもらったり、すごく心強いです」

 ──約1年前の23年オフに一度は国内FA権の行使を視野に入れつつ、楽天に残留した。

「もう一年、レギュラー取る覚悟でやろうと思って残留しました。開幕スタメンは勝ち取れたんですけど、なかなか結果が残せず、昨季は代打で結果は出すことできたんですけど、もう一回、レギュラー取りたい、別の球団でチャレンジしてみたいと。同一リーグだと楽天に残ったと思いますが、いっそのことリーグを変えて、環境を変えて、勝負をかけたいという中で、ヤクルトさんに声をかけていただきました」

 ──今後はセ・リーグでプレーすることになる。

「投手が打席に立つことで、野球が違ったりもするのかなと。投手のところでの代打の機会が多くなればチャンスも増えると思いますし、その中で活躍する場所を見いだせたらと思っています」

 ──昨季は代打で.480の高打率をマーク。

「あまり実感がなくて(笑)。何で打てたのか正直分からないですが、狙い球を絞って、準備を完結させて、これで打てなかったらしょうがない、といい意味で割り切りができたとは思います。代打とスタメンでは競技が違う、くらいの感覚でした」

 ──特に23年は故障していないにもかかわらず8試合、24年は46試合の出場にとどまった。

「もちろん悔しい気持ちはすごくありました。スタメンのチャンスをいただいたときに結果を残せない自分にイラ立ちましたし、自分より年上だったり、年下の選手だったりが試合に出て、もっと自分もできるんじゃないかと。昨季までの3年は、本当にいろいろ思うことがありました」 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り962文字/全文1,971文字)

メルマガ会員
0円/月(税込)
今なら無料で日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事と競馬記事をそれぞれ3本試し読みできます!
オススメ!
プレミアム
2200円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事読み放題。最新の紙面をビューアーで閲覧可。競馬出走表も予想も全部読める。会員限定オンライン講座見放題。会員限定のプレゼントも。
スタンダード
780円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事が月50本まで読める。
新聞郵送セット割
3550円/月(税込)
プレミアムプランのサービスに加えて新聞も郵送で後日お手元へ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    橋本環奈『天久鷹央の推理カルテ』コア視聴率も低迷…パワハラ報道前からあった"上げ底人気"疑惑

  4. 4

    趣里と三山凌輝に結婚報道…“希代のワル”羽賀研二を彷彿とさせる男の登場に水谷豊どうする?

  5. 5

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  1. 6

    ベッキー不倫騒動が教訓 LINEはこうして筒抜けになる

  2. 7

    自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青

  3. 8

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  4. 9

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  5. 10

    嵐「解散ビジネス」で荒稼ぎの皮算用…総売り上げは500億に? 2026年5月に活動終了