カブス今永昇太の敵は身内にあり? 安定感抜群も、無援護打線とリーグ屈指のザル守備が足引っ張る

公開日: 更新日:

 カブス・今永昇太(31)が日本時間23日、本拠地シカゴでのドジャース戦に3勝目をかけて登板。

 ドジャースとの日本開幕戦で大役を務めた今永は、直近5試合で2勝1敗、防御率2.22と、カ軍先発陣では最も安定した投球を披露しながら、打線の援護に恵まれない。

 カブス打線はリーグ屈指の破壊力を有し、チーム打率.258はメジャー4位、総本塁打34本はヤンキース(40)、ドジャース(36)に次ぐ同3位、総得点145は30球団トップだ。今永はその強力打線を恩恵にあずかってもよさそうなものだが、今季は1試合あたりの援護点がわずか2.4。これは他の日本人の先発投手であるオリオールズ・菅野の5(2勝1敗)、ドジャース・山本の4(3勝1敗)、佐々木の3.8(0勝1敗)、メッツ・千賀の3.75(3勝1敗)、エンゼルス・菊池の3(0勝3敗)と比べても少ない。

 さらに総失策数14(リーグワースト6位)と味方の拙守にも足を引っ張られることもある。前回16日の敵地でのパドレス戦では、0-0の同点で迎えた五回、主砲マチャドを2度にわたってファウルフライに打ち取りながら、味方野手が相次いで落球。これで気持ちが切れたのか、先制の左中間ソロを許し、この回を投げ終えたところで降板。自責点0で勝敗はつかなかった。

 打線の援護を期待できず、守備でも足を引っ張られる今永はこの先、白星を積み重ねられるだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    不倫騒動から3カ月…田中圭のポーカー遠征に永野芽郁が同行? Xで検証作業が沸騰する異様

  3. 3

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  4. 4

    やっぱり撃沈した山尾志桜里氏の今後…“古巣”国民民主を批判も参院東京選挙区では2人当選

  5. 5

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  1. 6

    新興政党なのに…参院選当選者ゼロの石丸新党「再生の道」はもはや“再生不能”

  2. 7

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  3. 8

    渡部建のトイレ不倫を「許してない」と発言…妻・佐々木希それでも第2子出産の違和感と本音

  4. 9

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  5. 10

    池上彰氏がテレ東選挙特番からネットにシフト…テレビ報道の限界とYouTuberとしての活路