「太閤の巨いなる遺命」岩井三四二著

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 関ケ原の合戦後、豊臣の臣下、小西家に仕えていた彦九郎は南蛮貿易の商人となった。4年前、商売を広げるため、かつての同僚だった坂崎陸之介をアユタヤに派遣したが、行方不明に。

 彦九郎は陸之介を捜すためシャムに渡り、キシャンガ島の密林の向こう側に巨大なガレオン船が集まっているのに気づく。

 そこで南蛮人に捕らえられ、造船の労務に使われるが、逃亡しようとした折に小頭を務めている陸之介に出会う。

 実は彼らは亡君、太閤秀吉の命令で海上の合戦用のガレオン船を造っていたのだ。そして、敵と目する相手は豊臣家を脅かす徳川だという。

 壮大なスケールで繰り広げられる歴史小説。

(講談社 1800円+税)

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