薬物使用実刑3度の清水健太郎はライブ活動で再起中

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 2000年以降、芸能界での薬物使用事件は年平均1回のペースで起きているとか。今年も有名ミュージシャンが捕まった。だが、この人の場合、度重なる再犯で世間を騒がせた。ヒット曲「失恋レストラン」で知られる清水健太郎さんだ。10年には覚醒剤で3度目の実刑判決を受けた。さて、今どうしているのか。

「一昨年の夏に水戸刑務所を出てきたんですが、うれしかったのは多くの方が温かい目で迎えてくださったことです。町内で餅つき大会があれば一緒につこうと誘ってくれ、お祭りが近づくと、神輿(みこし)を担がないかと声をかけてくれた。みなさん、ごく自然に接してくれる。生活が大変だろうと、お米を送ってくれたファンもいました。そんな方々のためにも、ここで緩んだらすべてが終わり。そんな気持ちで毎日を送ってます」

 渋谷は円山町の「NOB」でのライブを終えた清水さん、まずはこういった。40人ほどが集まったミニライブ。1時間の予定が2時間歌いっぱなしなほどノリノリだった。

「ライブは去年の秋からポツポツやってます。支援者が企画してくれるんですよ。ずっとジャジー(ジャズ的な)で音楽の勘を取り戻してたから、歌うことに関しては自信はあった。ただ、お客さんが来てくださるかどうかが不安でした。ところが、いざフタを開けてみると、多くのファンの方が駆けつけてくれた。そればかりか、『絆』ってファンクラブまで立ち上げてくれましてね。今は全国に9カ所。いずれは47都道府県すべてつくろうと活動してるところです」

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