くじ引きたさで駄菓子屋へ 蛭子能収“ギャンブル熱”の原点

公開日: 更新日:

 漫画家でありながら、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)などでタレントとしても活躍中の蛭子能収(66)。若い頃は貧乏も経験したが、そんな時でもギャンブルは欠かさず、明るいのがこの人らしい。

 貧乏っていえば、子供の頃が一番でしたね。赤ちゃんの頃、熊本から長崎に引っ越して、2階建ての五軒長屋の2階に住んでました。屋根の梁がむき出しのぼろアパートでね。蛾とか虫がいっぱい飛んでて、ヘビがネズミを丸のみしてるのに遭遇したこともありました。

 ウチは6畳と2畳の2間。そこに両親と姉、兄の5人で住んでいました。ただ、オヤジは遠洋漁業の漁師だから、あんまり家にいない。姉は8歳上で中学を卒業したら集団就職で家を出たし、6歳上のアニキも中学を出て漁師になったから、5人が揃うことはほとんどなかったんです。

 そうはいっても、狭いのは狭い。家の中は物置みたいで、昼はお膳を出して飯を食って、寝るときはお膳をどけて布団を敷いて寝る、という感じでしたね。誕生会に呼ばれて同じクラスの人の家に行ったら、キレイな一戸建てで、洋間にイスが置いてあったんですよ。ウチにはイスなんてなかったですもん。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発