「集団的自衛権」受賞辞退…流行語大賞を盛り下げた安倍首相

公開日: 更新日:

 今年は“流行語大賞”史上初の大賞受賞者辞退のアクシデントに見舞われた。

 1日に発表となった「2014ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)。事前にノミネートされていた50語の中からこの日、年間大賞に選ばれたのは2つ。お笑いコンビ「日本エレキテル連合」のダッチワイフのネタから生まれた「ダメよ~ダメダメ」、そして安倍政権が行使を認めた「集団的自衛権」だったが、後者はナント、受賞を辞退したのだ。

 おかげで、「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」と史上最多の4語が選出された昨年から一転、イマイチ盛り上がりに欠ける表彰式となってしまった。

「受賞を打診した対象者のうち、辞退といった場合などあえて名前は公表しない」(主催者側)としているが、選考委員の「現代用語――」の清水均編集長は、「昨年トップ10入りした『アベノミクス』でも辞退されたあの方の顔を拝見することができなかったのが心残り」と残念そうにスピーチ。あの方=安倍首相を指すのは、いわずもがな、である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」