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野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第19回>面白い映画ではなくいかに高倉健のいい絵を撮るか

公開日: 更新日:

 降旗監督の言葉にあるように、当時、高倉健が主演した本作、「昭和残侠伝」では、スクリーンに向かって声をかける観客が必ずいた。

「健さんっ、待ってました」は本シリーズの定番であり、「昭和残侠伝」では高倉健が「叩き斬ってやる」とセリフを言うと、「異議なーし」と答えるヘルメット姿の学生がいた。

 時代が生んだヒーローが高倉健であり、「網走番外地」はヒーローを生み出した映画だった。

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