ファンは呆然…沢田研二がライブでブチ切れ「嫌なら帰れ!」

公開日: 更新日:

■客席の「歌って~!」の声に…

 そして、2時間近く歌い続けたジュリーが最後の最後でMCに立った時、“事件”が起こった。「イスラム国」の日本人人質事件にも触れつつ、「皆さん、大変な事態になりました。日本の将来を憂うのではなく自分自身の頭と心で考えなければなりません」と、自説をとうとうと述べるジュリーに、客席から「歌って~!」という黄色い声援が……。

 すると、その声に反応したジュリー。間髪入れずにステージ上から、「黙っとれ! 誰かの意見を聞きたいんじゃない。嫌なら帰れ!」と怒鳴りつけたというのだ。ファンは目が点。会場は凍り付くような雰囲気に包まれたというわけだ。

 ジュリーは「3・11」以降、被災地への祈りと反脱原発ソングをリリースし続け、12年の衆院選では山本太郎氏の街頭演説にも参加している。政治への意識と関心は高く、憲法9条の大切さを訴えたり、ステージ上で「アッカン、アベ~」と安倍政権をからかうような発言もしている。

 悪くなる一方の政治情勢へのイラ立ちがステージ上での発言につながったのだろうが、楽曲を楽しみにしているファンに向かって「嫌なら帰れ」はやはり暴言だろう。今は“ボギーの時代”ではない。思いの丈はぜひ、別の機会にぶちまけてほしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”