3&4切り捨て成功 「ターミネーター」新作にファン号泣必至

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 今夏一番の話題作といえるだろう。先週10日から公開になった「ターミネーター‥新起動/ジェニシス」が各劇場で大入り満員だ。

 同作はハリウッドで近年流行している“人気シリーズの作り直し”=リブート3部作の1作目。ところが他と異なるのは、最初からやり直しでなく、傑作の誉れ高いジェームズ・キャメロン監督版の1作目と2作目を生かした事実上の「パート3」にあたる作品だということだ。

 ターミネーターの映画版は通算5作目だが、評判がイマイチな「3」と「4」をバッサリ切り捨てる手術は大成功。シリーズファン歓喜の出来栄えとなっている。

 物語は「1」の前日譚から始まる。2029年、ついに機械軍を滅ぼしたジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)だが、敵は敗北直前にT-800型ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)を1984年に送り込んでいたことが判明。ジョンは母親サラ・コナーを守るため、部下のカイル・リースを同時代に送り込むが……。

「最新のVFXで再現される『1』の有名シーンの数々にまずは驚愕です。とくに若きT-800は当時のシュワルツェネッガーに似たボディービルダーを厳選、そこにシュワちゃんの顔面を合成する凝りよう。『身体役』に選ばれた若きビルダーは、少年時代から憧れていた伝説のチャンピオンであるシュワ本人に記念の葉巻を贈られ感激に震えたそうです」(映画批評家・前田有一氏)

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