まるで魔女狩りの様相…暴走する「ベッキー叩き」の異常

公開日: 更新日:

 皮肉にも“数字”を稼いでいることが追い打ちをかける結果になっている。

「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)との不倫が報じられたベッキー(31)。テレビ局が続々と「事務所から療養の申し出で、当面の間、(ベッキーは)収録に参加しない」と発表。テレビのレギュラー10本は全て休演となった。

 CMからも姿を消したため、「見納めになるかも」と収録済みの番組の視聴率は急上昇。先月29日放送の「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)の視聴率は17.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)を記録(前4週平均は11.8%)し、31日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)も19.9%(同17.4%)と高視聴率を叩き出した。

 マスコミ報道も激化の一途。スポーツ紙やワイドショーは毎日のように休演が決まった番組や打ち切りになったCMスポンサーを取り上げ、世論をたきつけている。大犯罪を犯したわけではあるまいに、まるで“魔女狩り”の様相だ。

「メディアは今まで好感度と元気印を売りにしてきたベッキーの凋落を見るや、事務所が反論できないのをいいことに、かさにかかっている。スポーツ紙の記者は『ベッキーを見出しにすれば新聞が売れる』と言っているほど。すでに報道は暴走気味で、“書いたモン勝ち”になっている。事務所潰しともいえる異常な状態です」(プロダクション関係者)

 一部では、ベッキーの“代打”が今年中に見つからなければ所属事務所社員のリストラどころか倒産まであるとも報じられた。

 矢口真里の“間男”騒動がかわいく思えるほどのベッキー叩き。狂奔状態のメディアが落ち着きを取り戻すのはいつになるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異