嵐チケット「顔認証」の波紋 “裏技”使えず会員減の恐れも

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 23日に福井・サンドーム福井を皮切りにスタートする人気アイドルグループ・嵐の全国アリーナツアーから、入場時に「顔認証」で本人確認することが告知され、ファンの間に衝撃が走っている。

 これまで同様、チケットの申し込みは基本的にはファンクラブ会員のみで、抽選で購入者が決定。しかし、今回からはそれに加え、申込時にメールで顔写真を送信することを求め、当日の入場時に顔認証を行うというのだ。

「嵐のチケットは“プラチナチケット”で毎回争奪戦。それだけに、転売目的で購入されることも多く、ネットオークションではペアで30万円以上の高値が付くこともあった。顔認証の導入は転売防止が最大の狙いだが、顔認証に手間がかかれば、公演の開始時間が大幅に遅れるリスクもある」(音楽関係者)

 それでも、やはりファンにとってはノドから手が出るほど欲しいのには変わりはなかったようで、「抽選の倍率は一番低い長野公演で30倍ほど、一番高い横浜アリーナ公演では60倍を超えたようだ」(前出の音楽関係者)。

 しかし、今後、顔認証の導入が事務所の売り上げに少なからず影響を与えることになりそうだという。

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