ムッシュかまやつ公表 肝臓がんの最新治療事情を医師語る

公開日: 更新日:

 かつて「ザ・スパイダース」で「かまやつひろし」として活動していた歌手のムッシュかまやつさん(77)が肝臓がんで入院中であることを6日、所属事務所がFAXで発表した。それによると、5月に異常が発見され、通院治療をしていたが、8月23日に脱水症状を起こし緊急搬送、そのまま検査入院したという。

 このFAXでムッシュは「絶対復活するから心配しないでください」とのコメントを発表している。その言葉通り「カムバックする可能性は高いですよ」というのは医学博士の米山公啓氏だ。

「肝臓というのは無数の血管が張り巡らされていて、かつては手術が非常に難しい部位でした。しかし、近年は『エタノール注入法』や『ラジオ波焼灼術』『肝動脈塞栓術』など数々の手術法が確立されている。以前ほど怖い病気ではないのです」(米山公啓氏)

 たしかに、肝臓がんで亡くなった有名人を調べると市川雷蔵、石原裕次郎、松本清張など“昔の名前”が多い。ある調査によると、20年前の肝臓がんの5年生存率はわずか20%だったのに、近年は54%にまで高まっているという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪