民放社員に衝撃 NHKが「AIアナ」導入で“大量リストラ危機”
NHKに“AI(人工知能)アナウンサー”が登場する。
4月から平日夜の「ニュースチェック11」の毎週水曜日のコーナーに合成音声で原稿を読み上げる人造アナウンサー「ニュースのヨミ子」が5分ほど“出演”し、情報を伝える。
NHKは「新しいニュースの伝え方の一環です。AIアナにも親しんでもらいたい」(広報部)と説明する。将来的には災害時などにも対応できるようにして、アナウンサーの“働き方改革”にもつなげていくつもりのようだ。
2月の平昌冬季五輪でも、NHKは人間アナに代わる「ロボット実況」を一部で活用した。こうした動きに危機感を強めるのが、民放各局の社員たちだ。
「ある民放ローカル局では、今春のAIアナの導入に向けて協議を重ねていました。しかし、報道現場などから“ニュースに人間味がなくなる”といった意見が相次ぎ、結局、社内合意には至りませんでした。ただ、NHKがいち早くAIアナを導入したことで潮目が変わりました。天気予報など一部の枠で試験的導入が検討され始めています」(関係者)