荻野目洋子“復活”の立役者 「盆踊り」市場に音楽業界注目
昨年の紅白歌合戦で“バブリーダンス”を披露し、キャプテンの伊原六花(19)が芸能界デビューまでした大阪府立登美丘高校ダンス部。1985年に発売された「ダンシング・ヒーロー」が再びヒットし、荻野目洋子(49)の復活にも注目が集まっているが、ちまたで“一番の立役者”ではないかといわれているのが「盆踊り」だ。
東海地方では数十年前から盆踊りで「ダンシング・ヒーロー」が流れ、地元では若者を中心に人気を呼んできたという。ジワジワと浸透していたところに、“バブリーダンス”が刺さり、ブームが生まれたという構図らしい。当然、レコード会社も“ドル箱”とにらんで注目している。
真相はどうなのか。盆踊りの普及を推進している「日本民踊・新舞踊協会」理事の田畑秀朗氏に聞いた。
「荻野目洋子さんの『ダンシング・ヒーロー』は名古屋を中心に二十数年前から盆踊りの定番曲です。東京の清瀬市などでも踊られています。一昨年前の正月に盆踊り用のCDが発売されると、ますます若者に人気になりました。もちろん、登美丘高校ダンス部も再ヒットに貢献したと思いますが、もっと早い時期から盆踊りの方が火付け役になっていたと思いますよ」