二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

米倉涼子や柴咲コウが独立 “円満”強調と個人で活動の意図

公開日: 更新日:

 米倉に続きNHK大河「おんな城主・直虎」に主演実績もある柴咲コウも、3月をもって大手事務所「スターダスト」を退所。個人として活動する。柴咲はすでに会社を設立。アパレル事業を始め軸足を移していた。唐突な独立というより、既定の流れとみられている。退所と同時に放送中の朝ドラ「エール」の出演も、主演が事務所の後輩だった窪田正孝。事務所がキャスティングだったことがうかがえ、餞別のようにも見える。

 どういう形であれ、若手も含め次々と独立する女優。共通点が他の事務所への移籍ではなく、個人で活動を続けること。

「公取の監視が強化され退所した人を事務所に忖度して使わなかったテレビも今後は自由に使うだろうが、他の事務所は業界の仁義としてすぐに引き受けることを避ける傾向にある。まだ一人では不安な女優は他の事務所に移籍を打診している話もあるが、“引き抜き”と思われる懸念もある。しばらくは様子見。1年後ぐらいに他の事務所への移籍はあるかもしれませんが」(芸能関係者)

 実際、ジャニーズ事務所退所から1年半近く経ってこの4月から松竹に移籍した今井翼。タレントのピーターも「充電期間」を理由に前事務所を昨年5月に退所。1年近く経った4月から「今、もっとも勢いのある事務所」という理由で「生島企画室」に移籍。本名の池畑慎之介で活動を再開した。2人とも間を空けて移籍したのも、業界のしきたりとなまじ無関係ではないと思う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    皇室と週刊誌の“不幸な関係”はどんどん進む…悪いのはどっちなのか?

    皇室と週刊誌の“不幸な関係”はどんどん進む…悪いのはどっちなのか?

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    歌手・市川由紀乃さんは2年連続紅白出場と海外公演が夢「今年80歳になる母を連れて行きたい」

    歌手・市川由紀乃さんは2年連続紅白出場と海外公演が夢「今年80歳になる母を連れて行きたい」

  5. 5
    さらば名古屋? 中日ビシエドついに“出荷準備完了”で電撃トレード説が急浮上!

    さらば名古屋? 中日ビシエドついに“出荷準備完了”で電撃トレード説が急浮上!

  1. 6
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  3. 8
    1回ポッキリ定額減税の裏で忍び寄る…6月スタート「こっそり増税」と「がっつり負担増」

    1回ポッキリ定額減税の裏で忍び寄る…6月スタート「こっそり増税」と「がっつり負担増」

  4. 9
    二宮和也、目黒蓮、松村北斗、中島健人…夏ドラマも“旧ジャニかぶり”は企画の貧困か支持か?

    二宮和也、目黒蓮、松村北斗、中島健人…夏ドラマも“旧ジャニかぶり”は企画の貧困か支持か?

  5. 10
    三田寛子と藤原紀香「梨園の妻」の意外な評判 ランジェリー公開で露呈した三田の芸能人気質

    三田寛子と藤原紀香「梨園の妻」の意外な評判 ランジェリー公開で露呈した三田の芸能人気質