鈴木敏夫
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鈴木敏夫スタジオジブリ代表取締役プロデューサー

1948年、愛知県名古屋市生まれ。72年に徳間書店に入社。「週刊アサヒ芸能」「アニメージュ」編集部を経て、84年に「風の谷のナウシカ」を機に映画の世界に。89年からスタジオジブリ専従。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「かぐや姫の物語」など、宮崎駿、高畑勲と共にジブリ作品を生み出す。2022年11月、ジブリパークが愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に開園。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。(撮影:荒木経惟)

梶芽衣子を意識したのは薄幸な女性を演じた「日本残侠伝」

公開日: 更新日:
1969年8月6日、日活本社で撮影(梶芽衣子)/(C)共同通信社

 1967年、鈴木敏夫は慶応義塾大学文学部に合格して名古屋から上京した。翌年には社会学科・自治会の委員長になり、学生運動にも身を投じていく。70年安保に向けて、世の中が熱く揺れ動いた時代。そんなときにも、彼の映画館通いは続いていた。

「当時は日本映画にお客が入らなくなった時…

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