田村正和さん晩年ご近所秘話 最愛80歳妻と仲良く2人で散歩
■いつもは必ずひとりだったが…
散歩する傍らに、個人事務所の取締役でもある妻の和枝さん(80)の姿が見られていたという。それは、「女性は結婚したら家庭に入るべき」が持論の田村さんに生涯寄り添い、つねに三歩下がって田村さんを支えた和枝さんとのツーショットで、田村さん夫妻を知る関係者には意外な光景でもあったそうだ。
「小柄でかわいらしく、ご近所ではとても気配りの方で知られる奥さまがうれしそうに話し掛けると、すこしうつむいたまま、田村さんは口元に笑みを浮かべて応じていたそうです。田村さんはご自身で死期をお感じになられていたのか、それまでかたくなに貫かれていた生き方、衣を脱いで、奥さまを大好きな散歩に誘われていたのかもしれませんね」(青山氏)
和枝さんは銀座の高級紳士服店の社長令嬢で、東洋英和女学院短大を卒業後、カナダの大学に留学した経験もある才女。友人宅でのパーティーで出会い、恋に落ち、1970年9月に結婚。長女にめぐまれ、2001年に飲食業チェーンの御曹司との結婚式では目を潤ませる田村さんの姿があったという。