ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

安倍前首相は一体どこで登場するのか 過去最悪の五輪の元凶なのに気配消したまま

公開日: 更新日:

 どうしてもわからないことがある。「日本人選手が金メダルを取ったら内閣支持率も上がる」という理屈だ。意味がわからん。どんなシステムだ。はっきり言って何の関係もない。実際問題、思ったほど上昇せず自民党は焦っているとも聞く。

 今更開会式をどうこういうのも時期外れだが、東京新聞や文春によればお偉いさんのゴリ押し案件があちこちに残ったようで、「おっしゃる通り全部入れてみました」感が強かった。

 小池さんは「木やりは絶対入れてね」と言ったらしいし、市川海老蔵氏は森さん案件だったらしい。現場の混乱が手にとるように分かる。

 全体的に言えば、立てなきゃいけない親戚が多すぎて、ただ長いだけの結婚披露宴のように見えた。来賓に来たどっかの議員は新郎新婦とのエピソードもなく自分の業績をダラダラとしゃべり(バッハ13分)、新婦の父の関係の木やり歌、新郎の母の通っているダンススクールの先生の踊り。時間が押してきたので無理やり新郎側と新婦側の余興を同時にやった(実際は違いますよ)ような意味不明のコラボ(歌舞伎とジャズ。時間のある時にじっくり別々に見たかった)。力のこもった動画も「まだやるの」という空気の中では威力を発揮できない。全体的にチグハグで統一感が感じられず、演出をする上で一番大事な、上からあれこれ言わせない「風通しの良さ」がなかった。没にされたMIKIKO氏の演出が見たかった。

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