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SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

比嘉愛未「推しの王子様」は視聴率低調でも“わかりみの深さ”で「女オタク」に共感広がる

公開日: 更新日:

 乙女ゲームをこよなく愛する世の「女オタク」たちは、「推しの王子様」をどう見ているだろうか?

■オタクあるあるを楽しめる!

「一言で言うと、オタクには『わかりみが深い』です。特に推しスキャンダル系の話は、本当にあるあるすぎて、自分の時思い出して涙が出てきました。ただやっぱり、主人公の泉美さんが仕事もできて、綺麗で家もグッズに囲まれてるけど、何もかもが完璧で綺麗すぎる。仕事では才女だけど、家に帰るとめちゃくちゃ『喪女』(2ちゃんねる用語でモテない女を指す)ぐらいの描写があった方が、親近感あるし、よりリアルさも出るんじゃ無いかなと思ってます」(20代の2.5次元俳優推し)

「会社で推しがいることを隠している私としては、こういうオタクに理解のある会社いいなあって思いながら毎週見ています。乙女ゲームってすごいニッチなジャンルだと思ってます。少女漫画のキュンとは違うし、時代や世界、キャラの設定とかがぶっ飛びながらも、キャラの感情の部分はリアルさが無いと成立しない、すごく難しいジャンル。そういった意味でも作中に登場する『ペガサス・インク』の人たちは、自分たちが元々オタクで、その熱意と長年ユーザーとして培ってきた審美眼があるからこそ、売れるゲームが作れるんだろうなあとドラマとはいえしみじみ、そう思いながら見てます」(30代の声優推し)

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