安藤玉恵は不思議な“ザ・女優” NHK「阿佐ヶ谷姉妹」好演が絶賛も…顔と名前が一致せず?
確かに、よく見かけるけど名前は出てこない名脇役のひとりか。
安藤は早稲田大学演劇倶楽部出身。2003年に「ヴァイブレータ」で映画デビューし、その後は数多くの映画、舞台、ドラマで見かけているはずだ。医師免許を持つ劇作家で演出家のタニノクロウ氏と結婚し、07年に男の子を出産した。
「安藤は濡れ場もいとわないこともあって、本人は過去のインタビューで〈ハレンチな存在〉などと自虐的に話していましたが、実家は荒川区にあるとんかつの名店と下町育ちで、素顔は中学生の息子を持つ母親。子育てにも悩む、いい意味で気取らない“普通の人”ですよ」(演劇関係者)
ところが、役柄の幅は広い。15年と16年に映画になったTBS系連ドラ「深夜食堂」シリーズでストリッパーを演じたかと思えば、今年1月期の日本テレビ系連ドラ「君と世界が終わる日に」では夫のDVが原因で離婚したシングルマザー。4月期のNHK連ドラ「今ここにある危機とぼくの好感度について」では大学総長の秘書、そして阿佐ヶ谷姉妹の妹だ。
「私にとって安藤さんは昭和の薫りが残る“ザ・女優さん”です」と前出の松本氏がこう続ける。