美智子さま、雅子さま、紀子さま、眞子さま…順番にバッシングされる皇族の悲劇
美智子皇后がバッシングを受けて「失語症」になったのは1993年。普賢岳が噴火した島原を訪問した両陛下(当時)が、膝をついて被災者に向き合ったことに対し、〈何もひざまずく必要はない。被災者と同じ目線である必要もない。(略)立ったままで構わない。馬上であろうと車上であろうと良いのです〉と評論家の江藤淳氏が批判したのが95年だった。いずれも代替わりから数年後である。こうした時期に批判が集中するのは、前天皇を懐古する人たちがまだ健在であり、その中でもとくに保守的な人たちが前天皇と比較して批判するのだろう。そう考えると、秋篠宮家を快く思わないのも「眞子さんの乱」を批判するのも、あるいは昭和や平成を懐かしく思う人たちかもしれない。(つづく)