芋澤貞雄
著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

西島秀俊「オスカー候補」までの紆余曲折 “ルックス重視”の売り方に嫌気が差して…

公開日: 更新日:

 3月27日(現地時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催が予定されている『第94回アカデミー賞』のレッドカーペットの上を西島秀俊(50)が歩く。濱口竜介監督(43)の『ドライブ・マイ・カー』は、日本の映画としては史上初の「作品賞」「監督賞」「脚色賞」「国際長編映画賞」の4部門でノミネートされている。全世界の映画ファン、村上春樹ファン(ハルキスト)に向けて西島の存在がアピールされる瞬間だ。アカデミー賞の2日後の29日は、西島の51回目のバースデーだ。スタッフと現地で祝杯を挙げるのだろうか。

 西島がデビューしてから今年で31年目となるが、そのキャリアは決して平坦なものではなかった。デビュー当初を知る関係者たちは、「まさか彼がオスカー候補俳優になるなんて」と口を揃える。

 1992年4月期のテレビドラマデビュー直後から、西島は胸の中にモヤモヤとしたものを抱えながらカメラの前に立っていた……と、親しい関係者は証言する。「今やっていることは俺がやりたいものとは違う」という違和感が常にあったという。

 そんな思いが遂に爆発したのが、デビューから1年半後に出演した『あすなろ白書』(フジテレビ系)だ。西島はこのドラマで“同性愛者であることに悩む容姿端麗な財閥の御曹司”という難しい役を演じて注目を集めたが、密かに抱いていた深い悩みにもがき苦しんでいたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  2. 2
    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    ロッテ4年10億円男・中村奨吾が“不良債権化”…ファンは怒り呆れ、SNSは批判の大喜利状態

    ロッテ4年10億円男・中村奨吾が“不良債権化”…ファンは怒り呆れ、SNSは批判の大喜利状態

  5. 5
    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

  1. 6
    伝説のサラリーマン投資家 日本株はバブルと呼ぶには程遠い「儲けるチャンスは大あり」

    伝説のサラリーマン投資家 日本株はバブルと呼ぶには程遠い「儲けるチャンスは大あり」

  2. 7
    眞鍋かをり「野党は文句しか言っていない」にツッコミ猛拡散 イベントで小池都知事と同席の過去

    眞鍋かをり「野党は文句しか言っていない」にツッコミ猛拡散 イベントで小池都知事と同席の過去

  3. 8
    “投手”大谷の「球速低下」と「二刀流断念論」との戦い…2度目手術後は“選手寿命激減”と米論文

    “投手”大谷の「球速低下」と「二刀流断念論」との戦い…2度目手術後は“選手寿命激減”と米論文

  4. 9
    蓮舫氏の東京都知事選出馬に右往左往、毒舌批判する《#パニックおじさん》って何だ?

    蓮舫氏の東京都知事選出馬に右往左往、毒舌批判する《#パニックおじさん》って何だ?

  5. 10
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」