竹内涼真「六本木クラス」に原作ファンから〈社会背景が違うのに…〉とツッコミの嵐
■肝心の見せ場シーンはコンプライアンス的にNG
原作の「梨泰院クラス」のファンで韓国社会に詳しいライターのアユム・ミレ氏は「六本木クラス」についてこんな感想を抱いたという。
「細かい部分になりますが、新と光石研さんが演じる父の信二が自宅でお酒を飲むシーンがありましたが、お酒を飲まず口を一瞬つけただけの新がお酒の味を『甘い』と言い切ったことに違和感を覚えました。『梨泰院クラス』では、居酒屋で未成年の息子に父親がお酒を教えながらの味を聞くシーンが出てきます。日本版は『未成年の飲酒』がNGで、コンプライアンス的に引っかかるため、仕方なかったのかもしれないが、きちんと飲んでもないのに『甘い』とは、なんとも不思議でした。また、最後に龍河がいる病院に新が乗り込むシーンも謎でした。『梨泰院クラス』は雨の中で龍河がたばこを吸うために外にいるところ、新がやってきます。ところが、『六本木クラス』ではわざわざ雨の中で龍河が屋外で雑誌を読んでいました。率直に『なぜ雨の中で雑誌を?』という疑問が生まれて引っ掛かりました。細かな演出もなるべく韓国版にならおうとしようとしているのでしょうが、さすがに無理があると思います」
初回は様々な感想があがっているが、今後の演出も気になるところである。2話以降は、韓国版をそっくりそのままなぞるのではなく、日本仕様に落とし込んだ演出にしてもらいたいと願う視聴者もいそうだ。