橋本マナミ 体当たり艶演技で狙う“官能レトロ女優”の座

公開日: 更新日:

 せんべい布団の上に荒々しく寝かされると、むさぼるように瑛太の右乳首を吸い始める橋本。淡水色のショーツを剥ぎ取られ、側臥位でつかれると恍惚の表情を浮かべ「ハァ、ハァァァァ……ッ」と身悶えるのだ。

 だが、最大の見せ場はココではない。むしろ「一戦を交えて仕事へ向かう瑛太を見送り、全裸で玄関先に立つ後ろ姿」と解説するのは、映画評論家の秋本鉄次氏だ。

「Gカップのたわわなオッパイは形こそあらわになりますが、乳首は腕で隠し寸止め状態。観客の残念な気持ちを埋めるかのようにお尻を披露している。それがまた欧米人の突き上げるような形ではなく、想像していた以上に日本人的。かえって生活感を醸し出しエロチックでしたね」

 体当たりで濡れ場に挑んだ橋本。女優として一筋の光明が見えてきたと前出の前田氏が言う。

「いま映画界では昭和レトロな雰囲気を醸しつつ、官能的な演技ができる女優が枯渇気味。それこそ美女や演技派と称される人材は多数いるが、寺島しのぶのポジションを受け継ぐ次世代の女優が見当たらない。そんな中、橋本はその座につく可能性を感じさせます」

 もう壇蜜の二番煎じとはいわせない?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「高校生を指名するのが怖くなった」…プロ球団ベテランスカウトが漏らす苦悩と本音

  2. 2

    自民・高市一派は衆院選28敗に終わる…全国サナエ行脚も虚しく「石破おろし」ご破算の目

  3. 3

    《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」

  4. 4

    育成契約は嫌だった?ドラフトで名のある高校球児が軒並み指名漏れのカラクリ

  5. 5

    小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意

  1. 6

    岩井姉妹ワンツーフィニッシュでも「客離れ」に拍車…今季33試合のうち20試合がギャラリー減

  2. 7

    デーブ大久保さん(2)長嶋監督に「大洗を買いなさい」と勧められ「ゴルフ場も買えるんですね」と返したら…会員限定記事

  3. 8

    油を取ってスルスルやせる「MCTオイルダイエット」…実践した医師は2カ月で6キロ減

  4. 9

    阿部詩は大号泣、斉藤立も憔悴…ニッポン柔道大苦戦を招いた「全柔連の罪」

  5. 10

    RADWINPS野田洋次郎に“泥酔飲み会”報道 ファンも失望させた表現者としての「ダサさ」