五木寛之流されゆく日々

１９３２年福岡県生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。６６年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、６７年「蒼ざめた馬を見よ」で第５６回直木賞。７６年「青春の門　筑豊篇」ほかで吉川英治文学賞を受賞。２００２年には菊池寛賞、０９年ＮＨＫ放送文化賞、１０年毎日出版文化賞特別賞を受賞。本紙連載「流されゆく日々」は１６年９月５日に連載１００００回を迎え、ギネス記録を更新中。小説以外にも幅広い批評活動を続ける。代表作に「風に吹かれて」「戒厳令の夜」「風の王国」「大河の一滴」「ＴＡＲＩＫＩ」「親鸞」(三部作)など。最新作に「新青春の門第九部漂流篇」などがある。

連載9841回　正月休みに読んだ本　<8>

公開日：2016/01/14 17:00　更新日：2016/10/17 04:37

（昨日のつづき）
『日本書紀の世界』（山田英雄著／講談社学術文庫）を読む。
　先日、奈良で日本書紀について話をしてから、妙に気になって『古事記』と『日本書紀』関係の本を読むようになった。『日本書紀』研究の上で、小島憲之さんがはたした役割りがよくわかった。子供の頃、父親から無理…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

【連載】五木寛之流されゆく日々

前の記事連載9840回　正月休みに読んだ本　<7> 2016/01/13 07:00
次の記事連載9842回　正月休みに読んだ本　<9> 2016/01/15 17:00

この連載の一覧を見る