岸田首相キーウ訪問「うまい棒(やきとり味)搬入」の謎 外務省に段ボールの中身を聞くと…
販売会社「やおきん」の広報担当者は「お土産に選ばれたのであれば大変、光栄なこと」とコメント。うまい棒の段ボールが丈夫だから使われたのではないかとのSNS上での指摘には「具体的な素材は明かせませんが、壊れやすい商品を守るため、一般的な段ボールよりは強度を高くしています」と答えた。
■レアな「やきとり味」の箱
箱の中身は何だったのか。外務省の担当者に聞いた。
「中身は、うまい棒ではありません。いろいろな荷物を用意する中で、たまたま手近なところに、うまい棒の箱があったので、それを使ったということです。外交土産にうまい棒を用いた事実もありません」(ウクライナなどを担当する欧州局中・東欧課)
やおきんの広報担当者は「(SNSで出回る)画像を見る限り、箱のデザインは『やきとり味』で間違いないと思います」とのこと。
人気の「コーンポタージュ味」や「めんたい味」に比べると正直、見る機会は少ない。外務省内には、そんなレアな段ボール箱が手近にあるのか。謎が謎を呼ぶ展開である。