出産10日後に米ミシガン州の大学を卒業!2児の母には“新型コロナ”のオンライン授業が追い風に
米ミシガン州で、大学の卒業式の10日前に女児を出産した女性が、アカデミックガウンの下に乳児を抱いて卒業式に出席し、全米の注目を集めている。
フェリス州立大で幼児教育の学士号を取得したグレース・ジムチャックさん(24)で、12月6日に娘のアナベラちゃんを出産、15日の卒業式に出席した。当初の予定では卒業式の翌日16日に帝王切開で出産する予定だったが、早まってしまったそうだ。
グレースさんは、夫のカレブさんや、昨年生まれたもう1人の娘イザベルちゃんが見守る中、無事に卒業証書を受け取った。アナベラちゃんも泣いたりせず、おとなしくしていたそうだ。
グレースさんは2019年にフェリス州立大の遠隔教育プログラムに登録。そしてこの年の終わりに新型コロナウイルスの感染拡大が始まった。それがグレースさんには幸いしたという。
本来は対面授業にもかなり出席しなければならなかったのだが、新型コロナのおかげで授業はすべてオンラインに。家事、仕事、育児を行いながら十分、学位を取るための授業に出席できたのだ。