山一證券の自主廃業<下>A級戦犯・行平次雄は“山一のドン”
行平次雄は「山一のドン」と呼ばれた。伊勢神宮の一番神楽の祝詞奏上の権利を持つ名門企業、山一證券を根腐れ状態にした張本人である。行平が権力の座から降りなかったことが、「飛ばし↓簿外債務」の宿痾を温存させてきた。
山一證券は1897年の創業。法人営業に強いという特色があり、…
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