松野前官房長官の機密費“食い逃げ問題”…国会で「領収書不要の内閣のヤミ金」と厳しく追及
■立憲の泉代表は松野氏の機密費支出を懸念していた
SNS上でも、《なぜ、答えを差し控えるのだろうか》《これって、ほとんど公金泥棒ではないか》といった声が上がった松野氏の機密費支出問題。だが、この機密費“食い逃げ”を懸念していたのが立憲民主党の泉健太代表(49)だ。
泉氏は昨年12月、松野氏が官房長官を退く見通しとなった際、自身のX(旧ツイッター)に《まさか、まさか、辞任の際に首相官邸の官房長官室の金庫から官房機密費を持ち出すことはしないだろうな!》と投稿。松野氏は当時、この泉氏の発信内容について会見で問われると、「個々の発信の一つ一つに政府の立場からコメントすることは差し控える」と言っていたわけだが、この時、まさに機密費に手を出していたことになる。
松野氏は官房長官在任中、石川県の馳浩知事(62)が東京五輪の招致活動に機密費を使ったとの趣旨の発言を問われ、「内閣官房報償費は国の機密保持上、使途等を明らかにすることが適当でない性格の経費」とはぐらかし続けていた。