ホリエモン大阪府特別顧問に 日当5万5000円は払いすぎ?

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 2025年の万博誘致を目指す大阪府が、元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏(44)を特別顧問として起用する。今月、松井府知事がホリエモンに就任を直接打診し、了承を得たという。年明けにも就任する見通し。

「府は万博の基本構想を『人類の健康・長寿への挑戦』と掲げており、最近、医療分野に進出し始めている堀江氏と方向性が合致したようです。堀江氏は半ばタレントとしても活動中。特別顧問に迎えて誘致を盛り上げてもらう狙いも府にはあるのでしょう」(府政関係者)

 しかし、この特別顧問制度は大阪ですこぶる評判が悪い。5年前、大阪市長に就任した橋下徹が特別顧問を民間から次々と登用し、謝礼も日額2万4500円から最大5万5000円に引き上げた。府の審議会委員の5倍を超す金額のため、府議会では「高すぎる」とたびたび問題になっている。

 現在、特別顧問は12人。堺屋太一元経企庁長官、猪瀬直樹元東京都知事、建築家の安藤忠雄氏などが名を連ねている。堀江氏が特別顧問に加わることで、再び批判が再燃しそうだ。

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