宮田律 — 著者のコラム一覧

宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン～世界の火薬庫」（光文社新書）、「物語イランの歴史」（中公新書）、「イラン革命防衛隊」（武田ランダムハウスジャパン）などの著書がある。近著に「黒い同盟米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」（平凡社新書）。

トランプ騒乱の時代と中東、日本

米国の「クルド切り捨て」で顕在化　集団的自衛権の危うさ

公開日：2019/10/19 06:00　更新日：2019/10/19 06:00

実は気脈を通ずる２人（トランプ米大統領とトルコのエルドアン大統領）／（Ｃ）ＵＰＩ／ニューズコム／共同通信イメージズ

　米国の「対テロ戦争」によってアフガニスタンで２５０万人がＵＮＨＣＲ（国連難民高等弁務官事務所）に難民登録し、さらに正当な根拠がなかったイラク戦争によって３３０万人のイラク人が難民化して、１１００万人の人々がいまだに人道支援が必要な状態にある。米国は中東の難民問題に重大な責任があ…

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