広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

公開日: 更新日:

 もともと、髪は茶色。大柄で目立つ存在だったため、いきなり3年生の不良グループに囲まれ、痛めつけられた。
「上級生が大人数でやってきてやられてしまったんです。それで昔、父に言われたことを思い出したんです」
 九里が言う父の言葉はこうだ。
「男ならケンカでやられたら次の日にやり返せ!」

 今年大ヒットした半沢直樹の「倍返し」の精神そのもの。九里は翌日、3年生の番長のクラスに単身で乗り込むと、タイマンを申し込んだ。九里は1対1の勝負で番長に圧勝。あまりの強さに不良グループに即スカウトされ、「特攻隊長」に任命された。仕事が忙しく、留守がちな母と会えない寂しさもあって、荒れた中学生活が始まった。金髪に染め、他の中学との「対外戦」もやった。ある時、お互い「恨みっこなし」で臨んだはずのタイマン勝負で、負けた相手が被害届を出して大騒ぎ。そんな時、いつも謝ってくれたのは淳子さんだった。

 このままじゃダメだ――。グループから抜けるのは容易ではなかったが、野球への未練だけは断ち切れなかった。米子ビクターズ(現米子ボーイズ)で野球を再開。中3の夏、エースとして岡山で行われる全国大会へ出場を決めた。淳子さんが言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  2. 2

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  3. 3

    鈴木農相「おこめ券 評価された」は大ウソ…配布したのは全国約1700自治体中たったの「29」

  4. 4

    高市首相が高額療養費見直しめぐり「丁寧に議論した」は大ウソ 患者団体を“アリバイ”に利用する悪辣

  5. 5

    中国大使館に自衛官侵入でも…高市政権は謝罪せず「遺憾」表明のみの裏事情

  1. 6

    巨人を警戒、他球団主力が挙げた意外な“キーマン” 「今年のセは阪神との2強」の見立てまで

  2. 7

    惜しまれつつ「ミヤネ屋」勇退を決めた宮根誠司の今後

  3. 8

    米球団スカウトが危惧する阪神・佐藤輝明「打率1割5分未満」の深刻データ

  4. 9

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  5. 10

    「アッコにおまかせ!」最終回によぎる不安…準レギュラー陣全員で和田アキ子を支え迎えるフィナーレ