迷走の巨人 2軍の沢村&亀井を交流戦の“起爆剤”に期待
■打線は43試合で28通り
先発で計算できるのは7勝1敗、防御率1.70の菅野だけ。エースの内海はここまで8試合に先発して0勝4敗といまだに勝ち星がない。焦りが生命線の制球力を乱し、投げるたびに調子を崩して、16日の広島戦は10安打6失点で八回途中KOされた。5勝2敗の大竹も打線の援護に恵まれているだけで、防御率はリーグ14位タイの4.56。20日の西武戦に先発する杉内も3勝2敗、防御率4.05と精彩を欠いている。今季の1試合の平均投球回数は6回に満たないから、首脳陣も自信を持って交流戦開幕投手を託すわけではない。
「原監督がもうひとり起爆剤として期待しているのが、キャンプ終盤に右手人さし指を骨折した亀井です。17日に二軍戦で実戦復帰し、18日には2安打4打点と結果を出した。まだ、送球に問題があるものの、キャッチボールは始めている。なんとか交流戦中に復帰してくれれば、内野も外野もこなせるユーティリティープレーヤーだから、首脳陣は心強い。でも、打順も1番から9番までこなす亀井が戻ってくれば、いよいよ猫の目打線に拍車がかかるという懸念もある」(チーム関係者)