<プレビュー>スペインvsチリほか、6月19日の見どころ
■オーストラリアvsオランダ (午前1時/NHK総合)
初戦でスペインを大差で撃破したオランダは、勢いに乗ってランキング格下のオーストラリアを沈め、一気に決勝トーナメント進出を決めたい。
注目は、5バックを敷いたスペイン戦での守備的布陣から、オランダ本来の攻撃的布陣に変えて臨むのかどうか。というのも、オランダにとってオーストラリアは、通算成績2分け1敗と、相性の良くない相手。変に色気を出すと、オーストラリアに足をすくわれかねない。
「調子のいいチームはいじるな」のセオリー通り、スペイン戦の布陣がベストだろう。
■スペインvsチリ (午前4時/フジテレビ)
スペインは背水の陣。チリは引いて守るオランダと違い、前線から激しくプレスをかけてくるチーム。それだけに、スペインは中盤でいかにテンポ良くパスを回し、チリ守備陣を混乱させられるかが勝敗のカギになる。
メンバーで注目は、やはりGKカシージャス(33)。クロスボールや、1対1の対応や足元の技術からして“守護神”の衰えは明らか。オランダ戦大量失点の戦犯として批判にさらされ、先発落ちが取り沙汰された。ところがここにきて、第2キーパーのデ・ヘア(23)が負傷。結局オランダ戦同様、コンディションが上がらないピケ(27)、セルヒオ・ラモス(28)の両CBとともに、モロい最終ラインで臨むしかない。
チリは先制点をゲットして、スペインの心を折ってしまいたい。