DeNAに朗報 グリエル争奪戦で巨人に出された「難条件」

公開日: 更新日:

 巨人が補強の目玉として獲得を狙う、DeNAのユリエスキ・グリエル(30)が、来季の所属先について、ある「条件」を出していたことが分かった。

 各球団の保留者名簿は30日に締め切られる。DeNAはグリエル、巨人はセペダの名前を掲載しているもよう。だからといって、これで残留が決定するわけではない。キューバ側との交渉が本格化するのは12月以降。来季の所属先はまだ不透明な状況だ。

 巨人とのマネーゲームは分が悪いとばかりに、DeNAの中畑清監督(60)は「取り合いでうちが勝ったことはないんじゃないか」と発言。が、グリエル側の条件はDeNAにとって「朗報」だ。中南米事情に詳しい球界関係者が言う。

「グリエルは本職の『三塁』固定を条件にしているんです。今春の解禁時も巨人は手を挙げたものの、三塁は村田、二塁は片岡とFA加入の選手がいるためポジションの確約ができず、『外野』起用をほのめかしたら逃げられた。DeNAは二塁の石川を外野へコンバートしてまでポジションを空け、二塁と三塁の併用という形を取った。主に三塁だったバルディリスは来季まで契約が残っているが、レギュラー決定という立場ではない。DeNAなら三塁固定の約束もできるというわけ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗