中日・吉見が語る本音 「2年間チームが不振でホッとした」

公開日: 更新日:

「結果論ですけど、あれはミスったですね……。野球をしてなかった分、足や腰に痛みや張りがきたりすることがあったりして。自分自身で7月に復帰してやろうと、決めつけてリハビリや調整を続けたので。今年は、第2クールでちょっと体がおかしいなと思ったので、休みをいただきました。今は、ケガをせず、健康に投げられることが一番だと思っています」

――一般的にトミー・ジョン手術をすると球速が上がるといわれています。

「自分は球速を追うとダメだと思っています。150キロを目指してトレーニングをして、たとえそれが出せたとしても、制球力やボールのキレが失われてしまう可能性がある。実際に自分自身で天秤にかけて、自分はコントロール、キレ、打者との駆け引きで勝負するべきだろうと思いました」

■「自分が不在で優勝したら、やっぱり寂しい」

――投げられない時期はつらかったのでは?

「うまくいかないときって、なんて野球って難しいんだって思います。1勝することだったり、ボールを投げることだったり……。勝っているときは思うように投げられるんですよ。簡単だなって思っていた時期もありました。そういう気持ちはすべて打ち砕かれました(苦笑)。多少の不安を感じながらやっていくことが大事だと今は思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異