ダル 米メディア報じた“昨季のズル休み疑惑”に英語で猛反論
レンジャーズ・ダルビッシュ有(28)が昨季終盤に戦列を離れたことに自ら英語で弁明した。
1日(日本時間2日)、キャンプ地アリゾナ州サプライズでの練習後、日米メディアの取材に応じ、右肘の違和感で昨年8月9日のアストロズ戦を最後に故障者リスト(DL)入りしたことに言及。
米メディアの間ではダルが自らの意思でシーズンをシャットダウン(休養)したのではとの見方が広がっていることに真っ向から反論した。
「僕はチームを離れたわけではない。チームメートも球団も好きだし『チームを離れた』というのは真実ではない」と流暢な英語で話した。
昨季のレンジャーズは早々とプレーオフ進出争いから脱落したため、故障後、ダルは登板を回避した。患部の治療を優先し、早めに来季に備えさせようとのダニエルズGMの配慮からだった。当時のダルは地元メディアに対して「投げられるけど無理するところじゃない。別に投げる必要もない」などと発言したため誤解を招いたとみられる。
今季、ダルは投手陣のリーダーに名乗りを上げるなど、エースとして自覚は十分。ナインの信頼を得るにはマウンドで結果を残すしかない。
この日のダルは紅白戦に登板し、1回を無安打無失点、2奪三振。わずか14球で締め、直球の最速は151キロをマークするなど、オープン戦初登板となる5日のロイヤルズ戦に向けて、順調な仕上がりぶりを披露した。