巨人が新国立「本拠地移転」計画 五輪後の赤字解消に仰天浮上

公開日: 更新日:

 新国立競技場が、巨人の新本拠地になる――。そんな情報が関係者の間を駆け巡ったのは、5月中旬のことだ。

「同じ読売グループのスポーツ報知が5月15日に、1面で『新国立競技場 格安案 950億円で造れる』と報じたんです。その翌日には『五輪後改修へ 新国立競技場プロ野球』と報じた。巨人の“機関紙”による独走報道で、一気に臆測が広まりました」(文科省関係者)

 五輪後、新国立を運営するのは日本スポーツ振興センター(JSC)だが、その雲行きはかなり怪しい。年間35億~40億円かかる維持費は、サッカーの日本代表戦やコンサートなどで賄う予定だが、見通しは甘く、20億円もの赤字が出るといわれている。想定外の総工費に加え、赤字が続けば国民の怒りが爆発するだろう。

■神宮の森を「読売タウン」に再開発

 一方、巨人の現在の本拠地・東京ドームは老朽化問題に直面している。開場は1988年で、3年後には“築30年”となり、建て替えるか、別の場所に移るかの選択が迫られることになる。さらに、選手の故障を防ぐために、次は人工芝ではなく天然芝にしたいとの球団側の思惑もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?